946BANYA LIVING 道東観光ガイド(釧路・日帰り圏)
946BANYA LIVINGを拠点に、車で日帰りできる範囲の道東をご案内します。エリア別の見どころと、滞在日数に合わせて選べるモデルコースをまとめました。
出かける前に
足の確保
道東の観光は車がほぼ必須です。バスや列車で行ける場所は限られます。
- レンタカー:提携する釧路スバルでお借りいただけます。詳しくはスタッフへ
- タクシー:市内近距離であれば便利です(連絡先は地域ガイドに掲載)
- 列車:釧網本線(釧路湿原・川湯温泉方面)と花咲線(厚岸・根室方面)は、乗ること自体が観光になる路線です
運転のコツ
- ガソリンは早めに。阿寒湖・弟子屈方面は、市街地を出るとスタンドが一気に減ります
- エゾシカに注意。特に朝夕は道路に出てきます。ハイビームと速度控えめで
- 冬(12〜3月)は圧雪・アイスバーンが当たり前です。運転に不安のある方は、無理をせず市内観光かタクシー・ツアーをおすすめします
- 携帯の電波が届かない区間があります。目的地までのルートは事前に地図アプリでダウンロードしておくと安心です
距離感の早見表
行き先 | 車での目安 | ひとこと |
|---|---|---|
釧路のまち(幣舞橋・MOO・和商市場) | 徒歩〜車5分 | 歩いて行ける距離です |
釧路市湿原展望台・北斗展望地 | 約35分 | いちばん近い湿原 |
温根内ビジターセンター | 約45分 | 木道を歩ける |
細岡展望台 | 約45〜50分 | 湿原の夕日 |
塘路湖(カヌー) | 約45〜50分 | |
鶴居村 | 約40〜50分 | タンチョウ |
厚岸(コンキリエ) | 約60分 | 牡蠣 |
阿寒湖温泉 | 約80分 | |
霧多布(浜中町) | 約90分〜 | 花の湿原 |
摩周湖・屈斜路湖(弟子屈) | 約90〜120分 | |
納沙布岬(根室) | 片道 約2時間45分〜3時間 | 日帰りは強行日程 |
エリアA|歩いて楽しむ、釧路のまち
946BANYA LIVINGは幣舞橋・米町の高台エリアのすぐそば。車を出さなくても歩ける範囲に見どころが集まっています。
幣舞橋(ぬさまいばし)
北海道三大名橋のひとつ。欄干の「道東の四季」ブロンズ像は日本初の橋上彫刻です。釧路の夕日はここから。夜はライトアップされます(平日は日没後〜22:00、週末は翌0:00まで)。徒歩10分ほど。
米町公園・厳島神社
釧路市発祥の地とされる高台。灯台をかたどった米町展望台からまちと港を一望できます。すぐ近くの厳島神社は、江戸時代から釧路を見守ってきたお社です。どちらも徒歩10分ほど。
- 米町展望台は5〜9月の10:00〜15:00のみ開放(月曜休)。10〜4月は閉鎖されます(公園自体は通年入れます)
釧路フィッシャーマンズワーフMOO / EGG
チェックイン場所「港まちベース946BANYA」があるのもここ(2F)。1Fは物産、2Fは港の屋台、隣のEGGはガラス張りの屋内緑地です。徒歩15分・車5分ほど。
和商市場(勝手丼)
函館朝市・札幌二条市場と並ぶ北海道三大市場のひとつで、勝手丼発祥の地。まず惣菜店でご飯を買い(100〜400円)、市場を回って好きなネタを1品ずつのせていきます。合計1,200〜1,700円くらいが目安。
- 月〜土 8:00〜17:00(日曜は月により異なります)
- https://www.washoichiba.com/
炉端焼き
海産物を炉ばたで焼いて出すスタイルは、釧路が発祥とされています。
- 岸壁炉ばた(MOO敷地内):自分で選んで自分で焼く、港の屋外席。5月第3金曜〜10月末の期間限定・17:00〜21:00。1,000円綴りのチケット制です → https://www.moo946.com/robata/
- かど屋(栄町):創業50年のつぶ焼き専門店。「つぶ専門店があるのは道内で釧路だけ」と言われる釧路っ子のソウルフードです
釧路市動物園・丹頂鶴自然公園
車で35〜40分。動物園ではタンチョウとシマフクロウが見られます(大人580円/中学生以下無料)。近くの丹頂鶴自然公園は1970年に世界初のタンチョウ人工ふ化に成功した施設で、4〜6月はヒナに会えることがあります(一般480円)。
エリアB|釧路湿原
日本最大の湿原。展望台ごとに見える景色が違うので、時間帯で選ぶのがおすすめです。
場所 | 目安 | 特徴 |
|---|---|---|
釧路市湿原展望台 | 約35分/大人480円 | 展望室と屋上。遊歩道1周2.5km(右回り1kmはバリアフリー) |
北斗展望地 | 約35分/無料 | 湿原展望台の500m北。朝日に最適 |
細岡展望台 | 約45〜50分/無料 | 湿原随一の夕日スポット。蛇行する釧路川の向こうに阿寒の山 |
温根内ビジターセンター | 約45分/無料 | 約2kmのバリアフリー木道で湿原の中を歩けます。火曜休 |
サルボ・サルルン展望台 | 約50分/無料 | 塘路湖と沼群を一望。12〜3月は通行止め |
コッタロ湿原展望台 | 約55分/無料 | 原始の湿原。未舗装の砂利道を通ります |
カヌーで釧路川を下る
湿原は、水面の高さから見ると別物です。塘路湖周辺に複数の事業者があります。
- 夏の湿原下り(2時間前後):おおむね7,000〜9,000円/人
- 冬のカヌー(1〜1.5時間):おおむね6,000〜11,000円/人
- 事業者例:塘路ネイチャーセンター、ファミリーカヌーとうろ、レイクサイドとうろ、釧路マーシュ&リバー
- ご相談いただければ、スタッフから手配のお手伝いもできます。
エリアC|阿寒湖(車で約80分)
マリモで知られるカルデラ湖と、湖畔の温泉街。丸一日かけて行く価値のあるエリアです。
- 阿寒湖遊覧船:一周85分。チュウルイ島のマリモ展示観察センターに上陸できます(大人2,700円/子供1,390円、入館料込み)。運航は4月15日〜11月30日、冬季は運休 → https://www.akankisen.com/
- 阿寒湖アイヌコタン:約30戸120人が暮らす北海道最大規模のアイヌコタン。木彫の民芸店やアイヌ料理店が並びます。散策は無料。専用劇場「イコロ」でアイヌ古式舞踊やロストカムイの公演があります(公演時間・料金は変動しますので公式でご確認ください)
- ボッケ:地下から熱い泥が噴き出す泥火山。遊歩道を徒歩約15分、往復45分ほど
- 冬:湖が全面結氷し、氷上フェスティバル「ICE・愛す・阿寒」(例年2月前後)で夜の花火が上がります。観覧無料
道中の展望台:国道241号(阿寒横断道路)沿いに双岳台(雄阿寒岳と雌阿寒岳が並ぶ)、双湖台(ペンケトー・パンケトー)。
エリアD|摩周・屈斜路・川湯(弟子屈/車で約90〜120分)
阿寒湖よりさらに奥。1日がかりのドライブコースです。
- 摩周湖:世界有数の透明度。第一展望台(摩周湖カムイテラス)は通年利用できます。第三展望台は夏季のみ、裏摩周展望台は冬季閉鎖です
- 硫黄山(アトサヌプリ):1,500以上の噴気孔から蒸気が噴き出す活火山。麓のつつじヶ原も見どころ(有料駐車場あり)
- 屈斜路湖:日本最大のカルデラ湖。湖岸の砂を掘ると温泉が湧く砂湯が名物。2月には日本最大級の「御神渡り」ができます
- 美幌峠:標高525m。屈斜路湖のパノラマ。冬季閉鎖はありませんが、気象条件で走行環境が厳しくなる区間です
- 川湯温泉:温泉街の中を高温の温泉川が流れる、強酸性・源泉かけ流しの湯。無料足湯もあります
エリアE|東へ:厚岸・霧多布(車で約60〜90分)
海と花のエリア。釧路から根室方面へ向かう国道44号沿いです。
- 道の駅 厚岸グルメパーク コンキリエ(厚岸町/約60分):牡蠣の町。屋内バーベキュー「炙屋」で殻付き牡蠣を自分で焼けます。名物「かきぶた合戦丼」も → https://www.conchiglie.net/
- 厚岸大橋:長さ456.5m、北海道で最初の海上橋(1972年開通)。橋から牡蠣島(弁天島)が見えます
- 国泰寺:1804年設置の蝦夷三官寺のひとつで国の史跡。桜の名所でもあります
- あやめヶ原(厚岸町):6月中旬〜下旬に約30万株のヒオウギアヤメが咲きます
- 霧多布湿原(浜中町/約90分〜):面積3,168ha、国内5番目の広さでラムサール条約登録地。「花の湿原」と呼ばれ、釧路湿原より花の密度が濃いのが特徴。初夏の白いワタスゲ、夏の黄色いエゾカンゾウが見頃です
- 霧多布岬(湯沸岬)・アゼチの岬・琵琶瀬展望台:太平洋に突き出す岬の景観。運がよければ海獣に出会えます
根室・納沙布岬(片道約2時間45分〜3時間)は、離島を除く日本本土最東端。日帰りは可能ですが、早朝出発の強行日程になります。ゆっくり回るなら1泊をおすすめします。
エリアF|北へ:鶴居・標茶(車で約40〜60分)
- 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ(鶴居村/約40〜50分):冬季にタンチョウが多数飛来し、国内外の写真家が集まる場所。日本野鳥の会の直営施設です。**給餌期間・開館時間は冬季限定のため、公式で必ずご確認ください** → 【要確認:2026-27年シーズンの給餌期間】
- 鶴見台(鶴居村):道路沿いから間近にタンチョウを見られるスポット(冬季)【要確認:給餌期間】
- 多和平(標茶町):「地平線の見える大牧場」。展望台から360度の眺望。レストハウスは冬期休業
- シラルトロ湖(標茶町):湖畔に温泉があり、カヌーの拠点にもなっています
エリアG|西へ:白糠・音別(車で約30〜40分)
- 道の駅 しらぬか恋問(白糠町):漁協直売の魚介と、名物の豚丼。2025年4月に約700m移転しています【要確認:移転後の営業時間】
- 恋問海岸:道の駅のすぐそば。太平洋に面した砂浜です
エリアH|鉄道と産業遺産をたどる
釧路は炭鉱と林業、そして酪農を支えた鉄道のまちでもあります。まちなかにも山あいにも、その痕跡が残っています。
まちなかの蒸気機関車
- 和商市場近くの公園に蒸気機関車が1台、屋外展示されています。市場に行くついでに立ち寄れます → 釧路市公式ページ【要確認:公園名・展示車両名】
- 釧路製作所の敷地にも1台あります
簡易軌道(かんいきどう)
戦後の道東で、酪農地帯と町をつないだ小さな鉄道です。今はほとんど残っていませんが、鶴居村に車両が保存展示されています。
- 鶴居村の簡易軌道展示
https://4travel.jp/travelogue/11574988
廃線駅の展示(相生/あいおい)
阿寒と北見のあいだ、津別町相生に、廃線になった駅舎を活かした展示があります。阿寒湖方面へ足を延ばす日に組み込めます。
花咲線に乗る
釧路〜根室を結ぶ日本最東端の路線。車窓に湿原・海・牧草地が次々と現れる、乗ること自体が目的になる路線です。
観光列車
- SL冬の湿原号(釧路〜標茶):冬季限定運行。運転日は例年秋にJR北海道から発表されます → https://www.jrhokkaido.co.jp/train/tr022_01.html
モデルコース
半日コース
① まちを歩く(3〜4時間・徒歩) 和商市場で勝手丼の朝ごはん → 幣舞橋 → MOO / EGG → 米町公園・厳島神社 → 夕方また幣舞橋で夕日
② 湿原の入口(半日・車) 釧路市湿原展望台(遊歩道1周)→ 北斗展望地 → 帰り道に買い出し
③ 夕方の湿原(半日・車) 午後に出発 → 温根内の木道を歩く → 細岡展望台で夕日 → 夜に帰宅
1日コース
④ 釧路湿原まるごと(1日・車) 釧路市湿原展望台 → 温根内木道 → 塘路湖でカヌー(要予約)→ サルボ展望台 → 細岡展望台で夕日
⑤ 阿寒湖(1日・車) 午前出発 → 双岳台・双湖台 → 阿寒湖遊覧船とマリモ(85分)→ 昼食 → ボッケ遊歩道 → アイヌコタン散策 → 夕方帰路
⑥ 海と牡蠣(1日・車) 厚岸コンキリエで牡蠣を焼く → 厚岸大橋・国泰寺 → 霧多布湿原 → 霧多布岬 → 帰路
⑦ 摩周・屈斜路(1日・車、健脚向け) 早めに出発 → 摩周湖第一展望台 → 硫黄山 → 川湯温泉で足湯・昼食 → 屈斜路湖 砂湯 → 美幌峠 → 帰路(冬季は日没が早いのでご注意を)
⑧ 鉄道の1日(1日・車+徒歩) 和商市場近くの公園のSL → 釧路製作所のSL(要相談)→ 鶴居村の簡易軌道展示 → 鶴居でタンチョウ(冬)→ 帰路
季節のたのしみ
季節 | おすすめ |
|---|---|
春(5〜6月) | 国泰寺の桜、あやめヶ原(6月中〜下旬)、新緑の湿原 |
夏(7〜8月) | 霧多布湿原の花、カヌー、岸壁炉ばた、温根内のホタル。釧路の夏は涼しく、朝晩は上着が必要です |
秋(9〜10月) | 紅葉、幣舞橋の夕日がいちばん美しい季節。10月上旬でノロッコ号・岸壁炉ばたは終了 |
冬(12〜3月) | 鶴居のタンチョウ、SL冬の湿原号、阿寒湖の氷上フェスティバル、屈斜路湖の御神渡り(2月)、冬のカヌー |
ご案内・ご相談
- カヌー、アイヌ文化体験、造り酒屋の見学、地域の方との食事会などは、チェックイン時に港まちベース946BANYAのスタッフへご相談ください。日程に合わせてご提案します
- まちなかのお店や地域交流については946BANYA LIVING 地域ガイドもあわせてご覧ください
参考リンク
「ここがよかった」があれば、ぜひチェックアウト時に教えてください。このガイドに足していきます。